先日、長いお付き合いがある経営者の方からM&Aで当社を買いたい、譲り受けたいというお申し出を受けました。
私はその申し出にとても驚きましたが、それからしばらくしていろいろ考え、自分の会社には跡継ぎもおりませんし、私の中の選択肢としてそういう方法もあるのだなと再認識しました。
そこで質問ですが、こういったケースでもやはりプロのアドバイザーをつけるべきでしょうか?
宜しくお願いいたします。
投稿ありがとうございマックス。
直接買い手候補先から買収の打診があったという事ですね。
結論から言いますとプロのアドバイザーをつけても良いですし、そこまで必要が無いケースもあります。
M&Aは、譲渡価格やスキームについて、売り手と買い手が合意すれば成立するものですから、正直アドバイザーがいなくても案件としては成立し得ると言えます。
一方、S.H様としても、自社の株価がいくらなのか、あるいは、取引に関してどういうスキームが適切なのか、契約書はどんな内容で締結するのか、など不安な事も多いでしょう。
通常、買い手は買収監査において監査人兼アドバイザーの様な専門家をつけ、契約書を作成するだろうと思います。
通常、仲介者が入る場合、両手で4,000万円以上の手数料が取引コストとして発生するわけですが、この場合ですと買い手アドバイザーへの支払いだけですからそのコストは最小限に抑えられるという点はメリットですね。
が、S.Hさんにとって大切な事は、ご自身にとって最良の条件で譲渡が完了する事だと思います。
仮にできる限り高く譲渡したいとお考えの場合は、別の買い手候補先とも交渉する方が良いケースもあり、仲介者のコストが最小化されるからといってこの買い手が一番S.Hさんにキャッシュをもたらしてくれる相手であるとは言い切れません。
少なくとも、その妥当性を見定める上ではS.Hさんも何らかの助言者をつけた方が良いのは間違い無いです。低コストでお考えなら、我々のバックアドバイザリーをご利用いただくのも一つですね。