はじめまして。
たとえば、数十億〜数百億円(あるいは数千億円)などの大きなM&Aがメディアで取り沙汰されるのを見かけます。
いろんな情報サイトをみていますと、M&Aの実行にアドバイザーは不可欠と。
であれば、大きなM&Aの場合、ほぼ100%そういう専門のアドバイザーがつくものなのでしょうか?
それとも大手の場合、自前でM&A等に関する専門部署など設けているものですか?
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トルーマン ベストアンサーとして選択しました
トルーマン様
はじめまして。
大きなM&Aの場合は、ほとんど専門のアドバイザーがつくというお考えで問題ないかと思います。
・ファイナンシャルアドバイザー(FA) 証券会社がつくことが多いです
・財務デューデリジェンスチーム 基本的に公認会計士です
・法務デューデリジェンスチーム 基本的に弁護士です
これが大規模案件の基本ケースの専門アドバイザーになります。
これに加えて、ITが特に重要な場合や、人材が特に重要な場合には、ITや人事などのそのプロフェッショナルのチームを雇って作ることがあります。
大手企業では、経営企画室などに、自前でM&Aの専門部署を持っていることもありますが、上記の全機能を自前で持っている企業は本当の「超超」大規模企業のみとなります。理由は自前で、それらのプロフェッショナル人材を抱えるのは高コストだからです。
基本的には、大手企業であってもM&Aの専門部署は人数が数名であることが多いので、その自前メンバーがM&Aを進める際の中心となって、「外部のアドバイザー」をコントロールしつつ案件を進めていく形をとることが多いです。
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公認会計士/山邊泰匡 様
早々のご回答に感謝いたします。
また詳しく説明してくださり、大変わかりやすかったです。
自前でM&Aの専門部署を持っている企業は「超超」大規模企業のみなんですね。
>これに加えて、ITが特に重要な場合や、人材が特に重要な場合には、
>ITや人事などのそのプロフェッショナルのチームを雇って作ることがあります。
なるほど〜。
大変勉強になります。
また不明点が出てくれば、ここで質問させていただくかもしれません。
今後ともどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m