M&Aドーピング。皆さんは初めて聞く言葉なのかも知れない。我々がいうM&Aドーピングとは、自社の評価を高く見せる為に、不公正な手段を使って自社の財務内容に「お化粧」をほどこすことを指す。
今回の事案においては、売り手である山田社長が、発注元であるトリカブト精密の兜社長へ架空の発注依頼をけしかけ、架空売上を作る事により、損益計算書の状態を操作。それにより買い手に対する価格交渉を優位に進めようとする話となっているが、あえなくマックスの怒りの鉄槌の餌食となる。
正直な話、相当巧妙な操作をしている場合は、買収監査時あるいはその後も発見されないまま流れていくという事も無きにしも非ずである。が、監査前の今回の対応はあからさまであり、マックスの怒り鉄槌の餌食になったという事である。
M&Aを円滑に進める上では、嘘偽りなく、誠実でいるという態度が売り手買い手共に求められるものと考える。
「第207話 M&Aドーピングその意味」をYouTubeで視聴される方はこちらからどうぞ。
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