第183話 ちょっとした事がきっかけで取引は破談になります

M&Aの取引というやつは、いずれの取引も非常にナーバスなものである。
売り手は、オーナー経営者の命といっても過言ではない自社株式の譲渡という事になるので、細かい説明をせずとも譲渡に際してナーバスになる事は理解頂けよう。

一方、買い手からしても、場合によっては社運をかけて、それこそ1億円をはるかに超えるような投資実行をするわけだから、失敗はできない。故にディール期間中は買い手にとってもすごくストレスフルな日々が続く。
そしてこういった取引というのは、一つの出来事をきっかけに一発で取引の根底が覆るという事は十分にあり得る話である。

今回のケースでは基本合意契約締結が間近に迫り、この契約の締結は間違いないと思われていた。が、売り手オーナーが基本合意契約を6ヶ月伸ばして欲しいと言い出したのだ。所謂マリッジブルーと言われるやつなのかもしれない。理由は何であれ、リスクを取る側として基本合意契約締結の準備を着実に進めていた買い手からすると、この申し出は買収意欲をそぎ落とす大きなきっかけになった事だろうと思う。ただでさえ、数億円の投資の意思決定をするという事は買い手としては非常にストレスの高い意思決定であると言える。そういった状況下において、今回のように半年も契約締結を先伸ばすなんて事は、その気持ちを一気に冷めさしうるという点については説明の余地も無かろう。

大事な取引故に、流れに水を差す事は避けたいものである。

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