第176話 事業承継にプロ経営人材の活用とその落とし穴

事業承継問題は社会的課題であり、その機会に乗じて多くのサービスが生まれており、事業承継という大きな括りの中で、多くの業者がビジネス機会を求めて活動を続けている。

例えば、プロ経営人材の紹介ビジネス。要は、後継者不在の企業オーナーに対して、当該オーナーの代わりに経営を担う人材を紹介して、その紹介手数料で稼ぐというビジネスモデルである。
確かに、社内に経営人材がいなければ、外部から招聘してきてその人材へ経営を任せる事で、一件は従業員承継が可能になる様に思うかもしれない。

また、株式の問題も、MBOという手法で、外部から資金調達をする事で、オーナーに株式の買取資金を還流させる事は可能でもある。
しかし、安易にその選択肢を取るのは得策では無い。今回登場の玉村社長についても、そもそもだが、株式譲渡に関して、少しでも高い評価を望んでいた。そもそもM&Aによって営業権という実質プレミアムにも等しい価格が付与されるのは、売り手買い手の相乗効果が見込めるからである。これが、自社の従業員への承継となった場合、特段相乗効果も見込めない中で、高い株価を算出する根拠は乏しく、買取価格が上がれば上がるほど、会社の財務を毀損していくという事に繋がる。

尤も、いかなる場合も、この様な承継の方法が適切では無いと言いたいのではない。何をするにしても、メリットデメリットを正確に認識して意思決定する事が重要であるという事を私は言いたいのである。

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第176話 事業承継にプロ経営人材の活用とその落とし穴①
第176話 事業承継にプロ経営人材の活用とその落とし穴②
第176話 事業承継にプロ経営人材の活用とその落とし穴③
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第176話 事業承継にプロ経営人材の活用とその落とし穴⑤
第176話 事業承継にプロ経営人材の活用とその落とし穴⑥
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