第162話 やってはいけないM&A営業手法

今回は嘘の様な本当の話である。
M&Aの業界には「売り仕掛け」と言う言葉がある。書いて字のごとく、会社を売らせる様に仕掛けると言う事である。スタンダードな手法としては、不動産業者がマンションの所有者に対して「このマンション限定で購入希望者がいます」と放り込むチラシと同様のレターを送り付けて譲渡ニーズを探っていくと言う手法が知られている。大半の経営者は反応しないが、ごく数パーセントは「貴社の譲受について関心を持っている企業がある」と言うレターを受け取ると、その専門会社へ電話をするものである。これがきっかけで売り受託に至ると言うケースも少なくない。

これと同じ手法で、譲渡が見込める企業に対して、具体的にどこが関心を持っているという話を聞くと、譲渡についてより具体的にイメージができる事により、売り案件としてコンバージョンする事がある。

では具体的な企業名を探す為にどうするかと言うと、今回の作品にある様に受託してもいない売り案件の情報をあたかも受託したかの様に装い、ノンネームシートを買い候補先へ軒並み持参してニーズを探ると言うアプローチをとったりする。売り受託もしていない案件をこの様に扱うと言うのは、そもそも関係者全員を騙している話であり信義則に反すると私は考える。しかし、こういったとんでもないアプローチをする地銀も存在すると言うのが事実である。

中堅中小企業経営者が譲渡を検討する際において、今は昔と違い、選択肢を持てる時代となた。我々の作品を通じてM&Aのリアルに対する知見を深めていただき、一生に一回しかない決断において、質の高い意思決定に繋げていただきたいと思う。

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第162話 やってはいけないM&A営業手法①
第162話 やってはいけないM&A営業手法②
第162話 やってはいけないM&A営業手法③
第162話 やってはいけないM&A営業手法④
第162話 やってはいけないM&A営業手法⑤
第162話 やってはいけないM&A営業手法⑥
第162話 やってはいけないM&A営業手法⑦

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