第158話 事業承継の選択肢は三つなのか?

地域金融機関などのM&Aアドバイザーより事業承継の選択肢が説明されるとき、大半のケースが、同族承継、従業員承継、第三者承継(M&A)といった選択肢が説明され、その選択肢がとり得ない場合は廃業という説明をされるケースが多い。

辛うじて、IPOという選択肢が示されていたとしても、その支援について金融機関等から具体的な説明がなされるケースは少ないのでは無いだろうか。もし、そこまで網羅的にカバーしている金融機関があるとするなら是非教えていただきたい。無いとは言わないが、少ないと私は考えている。

私がここで伝えたいことは、M&Aアドバイザーである以上、数字をあげる為には、いかに売りマンデートを獲得するかという事が重要となる為、どうしてもその提案内容にバイアスがかかる事が多いという事である。
そもそも、国内の上場マーケット一つ取ってもそうだが、東証一部、二部、マザーズ、ジャスダック、という階層があり、その下に東京プロマーケットという市場が存在する。本来、市場というのは下位市場ほど数が多く無いといけないのだが、国内においては実はこの東京プロマーケットという市場に上場する企業は圧倒的に少ない。

なぜこうなっているか?
私は証券会社によるバイアスだと考えている。すなわちジャスダック以上の市場に上場させないと証券会社は儲からないからである。上場の引き受けで莫大な利益が発生する仕組みになっている為、経済合理的に考えて、この下位市場を盛り上げていこうというインセンティブは証券会社には働かない。

しかし、質の高い意思決定はとは、そういった証券会社やアドバイザーの利益とは切り離されて検討されるべきである。我々の存在意義は中堅中小企業経営者の質の高い意思決定をサポートする事。その為に価値のある情報を引き続き発信し続けていく。

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