第150話 大手グループとの資本業務提携という選択肢〜戦略は柔軟に検討を〜

自分自身も事業をやっていて思うが、資本主義である以上、会社の加速的成長に向けては資本の存在は大きな起爆剤になると言える。どれだけ良い製品やサービスを有していても、それを世に認知させなければユーザーの元に届ける事はできないし、その為には広告宣伝費という費用がかかる。一方、スタートアップ企業は往々にして資金力が無いケースが多く、それが成長速度を遅らせている要因である事はよくある事である。また、大手企業とスタートアップ企業では、上述の資金力の差のみならず、人や情報を含めた経営資源においても圧倒的に大きな差が存在する。

今回、マックスが閉塞感を抱える阿部社長に提案したM&Aは、自社と相乗効果が見込めるより経営資源を多く有する企業とのM&Aである。

手法については、51%の株式を譲渡するか、第三者割当増資により同様の資本バランスを構築するという手法であるが、前者を活用すれば株主は一旦株式を現金化しキャピタルゲインを確保できるし、後者を活用すれば同社が事業展開の為のニューマネーを獲得する事が可能となる。

そして、買い手企業との相乗効果を追求していく事で成長速度を加速する事ができる可能性があり、組み合わせによってはステークホルダーが全員得をするM&Aが実現する可能性があると言える。

こういった手法を模索する場合は、譲渡前に買い手企業とのシナジーを十分に見極める必要があるし、また、特に譲渡後のPMIが重要となる。が、成長速度を加速するという点からは、単にVCから資金を引っ張るという選択肢のみならず、更に幅広い経営資源を獲得するという点からM&Aという手法が活用し得るという事を皆さんにはご理解いただければと思う。

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