第139話 銀行員の与信判断とM&A

今回もマックスの怒りの鉄槌が地銀マンに下った。
本編で一番お伝えしたい事というのは実はすごくシンプルで、「銀行員たるもの、取引先のM&A時のバリエーションについて一定の見解は持っておかんかい」という事である。

銀行というところは、債権者という立場にある為、融資規模が大きくなったり、あるいは融資シェアが拡大してくると、その担当や支店長は何も偉くないのだが、なぜか偉そうになるという傾向にある。優越的地位というやつである。借り手は経営の血液たる金の供給が途絶えると困る為、自然とそういった関係になりやすいというのは事実かと思う。

特に今回の企業の様に、年間の約定弁済額、すなわち返済額が5億円という企業の場合、例えば1億円の利益を出していたとしても、そのままでは必ず期首と期末で比較すると現預金が4億円減少してしまうという事になる為、反復資金の調達は経営上の生命線といっても過言ではなく、やはり銀行と上記に述べた様な関係性になりやすいと思う。

しかし、一度MA目線で見た場合、今回マックスが指摘した様に、進めればすぐに相手が見つかり一定の価格で譲渡できる様な優良企業は実はたくさん存在する。当該企業においても、借入金依存度が高いというのは経営上の課題だが、その技術力を裏付けに、譲り受けたいという会社はたくさん存在するのである。そういう見方を前提として銀行員は中小企業に向き合わないといけないが、何分担当者や審査部の担当もその知見が乏しい為啓蒙が必要である。

また、収益の見方については、MAでセルサイドアドバイザリーを受託する場合、売り手の財務を徹底的に調査する。この熟知度と銀行担当者の熟知度には大きな差があると言えよう。重ねて主張するが、与信判断において、MAにおける市場価値、という目線を入れる事は、特にこれからの時代重要な物差しとなると言えよう。

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第139話 銀行員の与信判断とM&A①
第139話 銀行員の与信判断とM&A②
第139話 銀行員の与信判断とM&A③
第139話 銀行員の与信判断とM&A④
第139話 銀行員の与信判断とM&A⑤
第139話 銀行員の与信判断とM&A⑥
第139話 銀行員の与信判断とM&A⑦
第139話 銀行員の与信判断とM&A⑧

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