第132話 なんでもかんでも同額手数料というのはいかがなものか

中堅中小企業のM&Aにおける成功報酬は、最低報酬が2,000万円(税抜)といった様に、多額にのぼるケースが多い。国内最大手のM&A専門会社の手数料体系は、今もなお揺らぐ事がなく、最低報酬2,000万円となっている。

すごく高いなとお思いの方も多いかもしれないが、M&Aのエグゼキューションとは非常に骨の折れる業務である。売りアドバイザリーの受託をし、多くの資料を集め、インタビューを行い企業を徹底的に熟知する。同時に、企業価値評価を算定し、企業概要書を作成する。

それができたかと思うと、買い候補先を抽出し、非常に多くの先に買い提案を実施する。買いアドは中々入らない。買いアドが入って、商談がスタートしても途中でブレイクする事も多々ある。基本合意契約、買収監査、最終契約調整、この間に何回もの面談や調整を重ね資金決済まで漕ぎ着け、そこでようやく発生するのが成功報酬である。この骨の折れるプロセスを見ると、この手数料は決して高いものだと私は思わない。

一方、それはアドバイザー側の都合である。今回の作品の様に、株価目線が2000万円で、手数料を2,000万円支払った場合手元に一銭も残らないというケースも散見される。この規模でも、素晴らしい中小零細企業は多く存在する。そういった企業の存続と発展を適切な形でサポートするには、もう少しリーズナブルな対応ができるアドバイザーの存在も必要であろうし、そういったアドバイザーが存在するのも事実である。

我々は、あくまでも中立的な立場で、正しいと思う事を好きな様に発信するメディアであるが、引き続き中堅中小企業のオーナーの皆様が質の高い意思決定の一助になる様な情報発信を心がけていく。

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第132話 なんでもかんでも同額手数料というのはいかがなものか①
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