第129話 中堅中小企業のM&Aとインサイダー取引について

中堅中小企業のM&Aとインサイダー取引って何の関係があるの?とお思いの読者の方も多いかもしれない。しかし、実際のところは、上場企業が中堅中小企業を買収するというケースも一定数ある為、この二つは密接な関係があると言っても過言では無い。

インサイダー取引規制について補足しておくが、金融商品取引法第166条に規定されているとおり、「会社関係者」であって、上場会社等に係る業務に関する「重要事実」を知ったものは、当該業務等の重要事実が公表がされた後でなければ、当該上場会社等の特定有価証券等に係る売買等をしてはならない」と規定されている。

ちなみに、M&Aというのは、上記の「重要事実」に該当し、「会社関係者」とは、契約締結者・締結交渉中の者およびその同一法人の他の役職員である。すなわち、今回の場合、大安社長は「会社関係者」に該当する。故に、当該重要事実であるM&Aの成立という情報に基づき、当該重要事実の公表前に株式の売買をする事はインサイダー取引規制に引っかかる事となる。

インサイダー取引規制においては、金額の多寡は問題ではなく、あくまでも上記の構成要件に当てはまるかどうか、これが論点となる。自身も、SECが乗り込んでくる現場に居合わせた事があるのだが、SECはとんでもない強制捜査権を持っている。PCから何から全部押さえられ、事実を丸裸にされる。

M&Aに関わらず、インサイダー取引規制をご理解いただき、事故に合わないように注意いただきたい。

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第129話 中堅中小企業のM&Aとインサイダー取引について①
第129話 中堅中小企業のM&Aとインサイダー取引について②
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