第128話 最終契約書〜後悔先に立たず。アドバイザーへの情報開示の重要性〜

あなたが自社株式の譲渡を決断した後にアドバイザーを選定したとしよう。その後最初にアドバイザーが行う仕事が、「案件化」という作業である。簡単に言えば、あなたの会社の財務内容を始めとして、幅広い方面の情報を収集した上で、企業価値の算定をし、買い候補先に対して持参する企業概要書の作成を行う事、これを「案件化」という。

この「案件化」時に、必ずアドバイザーはあなたに「インタビュー」を実施する。インタビューでは、所定のシートの基づいて、ビジネスモデルや商流、財務面での問題点、など非常に細かい部分に至るまで非洗いんぐが実施される。

覚えておいていただきたいが、このインタビューは非常に重要である。第128話にある通り、会社を譲渡する場合、株式譲渡契約書を買い手と締結するが、当該契約書には、売り手が買い手に対して、自社が問題ない会社である事を表明し保証するという表明保証という条項が存在する。

株式を適法に所持している事、税務申告の適正性、土壌汚染が無いこと、労務問題が発生していない事、そして今回の様に対外的な紛争・訴訟が無いことを売り手であるあなたが表明し保証する。もしこれが虚偽であり、買い手が損失を被った場合は損害賠償請求の対象になるのである。

インタビューは、この株式譲渡契約を意識して実行される。あなたが都合の悪い事があるからバレないだろうと思って隠し続けても、最後の段階で絶対にバレてしまうのである。あるいはバレずとも、どこかでその火種が爆発し、あなたは大きな代償を支払う事になるだろう。

故に、あなたがアドバイザーを決めた以上、そのアドバイザーを信頼し、自社の内容を全て細かく説明する事が肝要である。いかなる事も最初に開示しておく事で、買い手の印象も全く異なってくる。ちなみに、今回の事案の結末は、やはりマックスの予想通り買い手からの信頼を失う事となりブレイクとなっている。

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第128話 最終契約書〜後悔先に立たず。アドバイザーへの情報開示の重要性〜①
第128話 最終契約書〜後悔先に立たず。アドバイザーへの情報開示の重要性〜②
第128話 最終契約書〜後悔先に立たず。アドバイザーへの情報開示の重要性〜③
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