第122話 メインバンクの傲慢

債権者というのは、優越的地位にあると言える。メガバンクが債権者としての優越的な地位を濫用し、取引先に不要な為替デリバティブを推進しまくり大きな損害を与えた事は記憶に新しい。そういった顧客軽視の姿勢に嫌気をさして銀行を去った優秀なバンカーも山ほどいる事だろうと思う。

今回は、大手取引先の倒産で資金繰りに詰まり、ニコニコ銀行から金融支援を受ける曙鍛造の話。銀行でリスケをするという事は、銀行からは通常債権と比較して格下の債権と見なされるし、銀行からすれば積極的に回収したい債権という位置付けになるから、通常債権と比較すると扱いは雑にならざるを得ない。

一方、リスケをしていようが、していまいが、経営者にとって株式を譲渡する権利はそれに関係なく存続する。この場合、曙鍛造の太郎社長の立場に立てば、金融支援を受けている銀行に会社を売る相談などできない、この様に考えるのでは無いだろうか。正直支店長からすれば、こんな話寝耳に水だと思う。飼い犬に噛まれるとはまさにこの様な事態を指すのでは無かろうか。

しかし、債務者は飼い犬でも無ければ銀行の奴隷でもない。あくまでも経営者であり、常に多様な戦略オプションを行使し得るのである。銀行側も、債権者という優越的な地位にいる事で勘違いしない様にして欲しいと思う。

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第122話 メインバンクの傲慢①
第122話 メインバンクの傲慢②
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