第91話 事業譲渡か株式譲渡か〜知ってるか知らないかは大きな違い〜

事業譲渡と株式譲渡における売り手買い手の課税関係に関する解説は、以前何回かお伝えした様に思う。91話も書いていると、過去の事案とオーバーラップする事案を題材に取り上げてしまう事があるが、その点は多方面から理解を深める機会という捉え方をしていただき、前向きにご活用いただければ幸いである。

事業譲渡とは、譲渡対象会社から当該企業が行う事業のうちで、一部の事業に該当する資産(負債)を切り出し、その事業が生み出す収益力をベースに営業権を算定しそれを加算して譲渡を実行する。売り手は譲渡対象の純資産部分(資産-負債)を超える譲渡対価部分については、譲渡益という事で法人税が課税される。

一方、買い手は、営業権部分については償却が可能となる事より、株式譲渡ではできない営業権の損金計上が可能となるというメリットが存在する。営業権部分を損金計上する事で当然投資回収期間は短縮される。

この事から、株式譲渡および事業譲渡を検討する時に、同様の営業権で算定をすると、税務面より売り手より買い手にメリットが大きい事が理解できると思う。
こういった最低限の情報だけでも頭に入れておいていただく事で、アドバイザーの言われるままではなく、経営者自身が考え、必要な情報を収集する事で質の高い意思決定に貢献し得る可能性があると考えている。

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第91話 事業譲渡か株式譲渡か〜知ってるか知らないかは大きな違い〜①
第91話 事業譲渡か株式譲渡か〜知ってるか知らないかは大きな違い〜②
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