株式価値評価については今までの作品でも何回か触れてきたと思う。
マックスの株式価値評価は、大半が時価純資産営業権法、すなわちコストアプローチである。
その妥当性を図るべく、EV/EBITDAマルチプルとの比較検討も都度行なってはいるものの、大抵がシンプルな手法を用いてレンジ株価を算定している。そしてこれはあくまでも理論的な株価の算出に過ぎないという事は先に言及しておこう。
第12話では、P/Lではなく、B/Sの実態評価による株価の上下について、わかりやすくお伝えをしている。非常にシンプルにお伝えをすると、実態評価・時価評価というのは、その名の通り、簿価の資産を時価に修正した後の評価の事をいう。
数億の棚卸資産があったとしても、その中に不良化した資産があれば当然それは簿価より減額修正を実施するし、逆に土地に含み益があるようであればここには増額修正を実施する。また、簿外資産がある場合は増額、簿外負債がある場合は負債の部に引当を行う事で修正を実施する。
難しいようだが、決算書の簿価を実態価値に修正する作業を細かく行うだけであり、複数案件を経験すると大体のポイントは浮き彫りになってくるものである。
「第11話 株式価値評価」をYouTubeで視聴される方はこちらからどうぞ。
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