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会社の譲渡可能性を高める為にやるべき事とは?
- 2023/04/01

どうも、野﨑です。
病気でもそうですよね。大抵の方が痛みを感じてから病院に行きます。もっと早くに対処しておけばそこまで悪くならなかったみたいな事って多いわけですが、大体人というのは痛みを感じて初めてその対処をする為の行動を移す傾向にある様に思います。
M&Aにおいても同じでして、大体のクラアントが、実際に会社を売ると決断して初めて我々アドバイザーに依頼をされる事がほとんどです。この場合は痛みは何かと言いますと事業承継が実現できないという痛みですね。これを感じて初めて会社の譲渡における医師であるM&Aアドバイザーへ譲渡の依頼をするという経営者がほとんどです。そして大抵の経営者が、「1年以内には譲渡したい、早ければ半年でもいいね」みたいな事をおっしゃるわけです。そして、その期間で譲渡が実現できる場合も非常に多いというのも実情であります。
一方、日々アドバイザリーの現場に立ち会っていて思う事は、「もう少し準備期間があれば、より良い状態で譲渡ができるな」という事です。例えば株価一つを取っても、中堅中小企業の場合は過去実績をベースにバリュエーションをする事がほとんどなわけですから、譲渡に向けて足元業績を伸ばし、イメージしていたタイミングで譲渡する事で高いリターンを得る、みたいな事も、しっかりと準備をしていけば十二分に可能なわけです。
また、仕組み化が不十分でノウハウが個人に落ちている場合は、厳密に言えば事業としての価値は人への依存度が高い分割り引いて考えられるだろうというのが私の考え方です。では、スムーズに良い条件で会社を譲渡した経営者はどういった準備をしていたのか?という点はみなさんご関心が強いところでは無いでしょうか。スムーズにという点で申し上げるとすると、「事業としての仕組化を徹底していた」という事であると言えます。
経理機能を外注化する。キーマンは作るが、キーマンが定着する土壌を作りながらもバックアップがきく体制を構築しておく。過度に営業しなくても受注が入る仕組みの構築。そうです。譲渡する会社や事業の価値を高める為のポイントは仕組化なのです。仕組化ができていると極端な話、社長の引き継ぎすら不要なケースも多く存在します。引き継ぎすら不要となると当然スムーズであると言えますよね。
また、良い条件でという点で言えば、
この3つではないかなと思います。1〜3は説明をしだすと長いので、興味があればお問い合わせ頂ければ幸いです。